二八ページ二九ページ二七ページ二八ページ二九ページ示す表現である。これらによって、ここが冒頭部分での筆者の主要な見解であることがわかる。ものの方から一方的に……実用する気にならなかったりする「しかるに」(二七・2)から「しかし」(二七・8)の前までは、「空き」のないデザインへの批判である。「美しいけれど」「実用する気にならな」いものは、教科書三一ページ4行目以降の、美しく便利な道具への批判につながる。先を細くした二本の棒を使いこなすだけで……□によって行われる行為が列挙されるが、切るだけのナイフ、刺すなどのフォークと比較したい。8「フォークの歯はなぜ四本に…… 」 「参考資料③」参照。つまりは、二本の棒である単純さが……ページ8行目の「つまり」と同様に、ここの「つまりは」も、一連の説明のまとめの部分を示す。それ以上の進化による利便は求めてきませんでした進化は求めなかったとしながら、6行目では「微妙に進化した」とあり、しかも、両者が「ですから」で結ばれるのでとまどうかもしれないが、二本の棒という単純さ以上の進化はしなかったが、かえって材質や先端の細さや表面仕上げなどを突き詰めたことを指す。なお、ここで言う「進化」は「進歩」とほぼ同意であり、教科書二二八ページ「ヒトの『進化』と普遍性」によれば、誤った使い方ではある。中国、韓国のそれく、最近はプラスチック製が主流とされる。一方、韓国の□は金属製で、最近ではステンレス製が多い。教科書二六中国の□は円柱状で、太く長く重ほどほどのデザイン出すという特徴。▽この「関係」とは、もの(□)と人との関係であり、特にものが人の能力を引き出すという密接な関係になっている。そうした「箸」と対照的な「フォーク、ナイフ」のデザイン上の特徴は何か。取っ手があり、握りやすいように膨らんでいること。▽握りやすいが、使い方は教え示されている。このページで示されている、箸とフォー* ク、ナイフの違いは何か。フォーク、ナイフは目に見える進化をしたが、日本の□は、単純な二本の棒以上の進化による利便は求めなかったこと。▽これが「ほどほどのところで留める」である。5 中国、韓国の箸との違いは何か。中国、韓国ではほぼ棒状のままの金属だが、日本では木や竹を使い、先を細くし、丁寧な表面仕上げなどもしたこと。▽これが「徹底的に突き詰め」るにあたる。板書例評論Ⅰ7 な」す姿勢と、対照的なのはどのような姿勢か。ものは「人との関係の中で効力を発揮する」と考える姿勢。インが成すべき大切なヒント」であるとし、それが日本の日常生活用具にかいま見えると▽指こ問摘う「ししそたての、説も以明の降をだの踏け具まを体え一例、「つにほのつど作なほ品げどのて」板書例 実際の板書にお役よいはう「る立ていただける例を示しまにデ。した。見ザ板書例以下、4 「日本の箸」の機能や特徴を読み取る︒1 使う人の能力を前提に成立しているもの。その箸で何をするのか、動詞を抜き出せ。2 挟む/切り離す/刺す/割る/かき混ぜる/つまみ上げる/運ぶ/包む。▽これらを二本の棒を使授い業こな展し開て例行う。7 ン」の特徴は何か。使い方を教え示すデザイでン見ではやなすくそくっ示しま木しや↑↓た竹握で。り先やを発す細問くく進す例化るしやなたど板フ微ォ妙書ーにク例進︑化をナしイ豊たフ︒富に5答=3←1=答14問答答問指導資料指導資料(評論) けないが、使用法をマスターす示れしば使ていお勝手りが、実際の↑↓ご棒授状の業まのまでイ金属メ製ーの中ジ国・を韓描国のき箸やすよく、二本の棒である単純さがい人紙の能面力構を引成きとなっています。箸二本の棒だけで︑挟む︑切り離す︑割る︙素材のままだが︑マスターすれば使いやすい︒人の能力を引き出す「関係のデザイン」︒「ほどほど」︙やりきることを承知しながらあえて手前の程よいところで留めて仕上げる︒「空き」︙ものと自分なりに付き合うことが可能︒デザインはものと人との関係の中で効力を発揮︒「ほどほど」はデザインが成すべき大切なヒント︒◆3「日本の箸」に見られる一「時関係限のごデザとイの授業二展本開の棒例以上をの、進化原に則よる見利便開をき求め二なペい︒ージ教科書(二六〜三二)問答問答「日本の箸」は何の代表格か。問答10 7777
元のページ ../index.html#79