食の履歴書湯ゆ澤ざわ規のり子こ51評論単元 (やなせたかし「十二の真珠」より)戦争が続いて、野も山もすっかりやけただれた国がありました。荒れはてて砂漠のようになった土地にほんの数人の子どもたちが、なんにもたべるものもなく死にそうになっていました。もう最後かもとおもうとき、空のむこうにちいさな点があらわれたかとおもうとみるみる大きくなって近づいてきました。アンパンマンだ!アンパンマンはこげ茶色のマントの下からやきたてのアンパンを子どもたちの上へおとしました。1やなせたかし二〇一三。漫画家・絵 一本九作一九家~。10152内容解説資料評評論論ⅣⅣ1818
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