令和8年度用 新 現代の国語 ダイジェスト版
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「学習活動」「指導上の留意点」を示しました。「学習活動」については、〈導入〉〈展開〉〈まとめ〉に分けてお示ししたうえで、それぞれの学習活動に対して、授業時における評価場面の設定に役立つ【評価の観点】を示しました。授業展開の全体像がつかめます。〈導入〉1.「視点を変える」と言われて思い浮かぶことや︑視点を変えた体験︑またその意義について考える︒主〈展開〉2.どのような「視点」の転換が述べられているかに着目しながら︑本文を通読する︒読3.大地からの視点と上空からの視点の違いに着目しながら︑新型コロナウイルス感染症の流行で移動が困難であった時に筆者が考えたことを読み取る︒読4.人工衛星の目によって見える紅砂について理解し︑上空からの視点の効果を把握する︒読〈展開〉1.人工衛星の目によって見えるアマゾンや海での出来事を読み取り︑上空からの視点の効果を再確認する2.宇宙から地球を見るという視点の転換によって︑人類が得た認識を理解する︒読3.ポケットの中などの「星の目」であるデジタルデバイスの意義について︑筆者の考えを理解するとともに︑自身の意見をまとめる︒読〈まと学め習〉指導計画表4.本文で述べられている「視点」の転換を再確認し︑その効果を教考材えるに︒つ読・い主て、目安となる配当時数と、時間ごとの「学習目標」学習活動指導上の留意点学習目標教科書(六四〜七〇)星の目で見る1.「視点を変える」という本単元のテーマと本文の内容に関心を持つ︒2.テーマを意識して本文を通読し︑内容と構成を大まかに把握する︒3.国境が閉じられる事態において︑筆者が考えたことを把握する︒4.上空からの視点が効果的に利用されている具体例を読み取る︒1.上空からの視点が効果的であることの具体例を続けて読み取る︒2.宇宙から地球を見た経緯やその意義を把握する︒3.筆者が述べるデジタルデバイスの意義について考える︒4.「視点を変える」ことを軸に︑本文の内容を再確認する︒変える視点を1.導入として︑新型コロナウイルス感染症流行時の記憶を振り返ることも考えられるが︑自身や家族などが感染した生徒などには一定の配慮が必要である︒2.通読後に四つの意味段落に分けることを指示する︒なお︑本文で述べられている「視点」の転換については︑〈まとめ〉の段階で最終的に確認する︒3.「ミクロの視点」と「マクロの視点」の対比に注意をする︒4.上空からの視点の効果とともに︑世界の環境的なつながりも実感させる︒1.「目に見えない」ものを「見ることができる」という表現に注意する︒2.写真や二次元コードで視聴できる動画を効果的に用いる︒3.デジタルデバイスについては︑主に「活動」において考えるが︑その多様な用途を踏まえて意義を考えてもよい︒4.デジタルデバイスについての考えも︑「視点」の転換の一つとして考えたい︒【評価の観点】 知︙知識・技能︑話︙話す・聞く能力︑書︙書く能力︑読︙読む能力︑主︙主体的に学習に取り組む態度*授業時における評価場面を設定する際には︑左記の学習活動から適宜選択されたい︒第2時限第1時限指導資料(評論)学習指導計画表2時間扱い62星の目で見る

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