令和8年度用 新 現代の国語 ダイジェスト版
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情報と情報との関係を読み取り、表現するために(論拠/推論)情報の扱い方➡P. 23➡P. 238➡P. 247➡P. 2501主張と論拠2推論(主張の展開)1言葉に表す 読書は必要か? 9情報を関連づける 食の履歴書 9情報を関連づける 出入国の手続きと管理 9情報を関連づける 「人新世」と未来倫理 一般的な前提を、個別の事例に当てはめて個別の事例を積み上げ、一般化された法則事実と、補助的な前提から、その事実をう「情報の扱い方」A湖ではオスの魚だけを養殖している。(前提①)この魚はA湖から出荷された。(前提②)だから、この魚はオスである。(結論)カラスAは黒い。カラスBは黒い。カラスCは黒い。(事例)だから、すべてのカラスは黒い。(結論)ぬれている傘がある。(事実)〈雨が降っている中で傘をさすと傘がぬれる。〉(前提)雨が降っているに違いない。(結論)■ 「主張」を読み取る際には、何を「論拠」としている■ 自ら「主張」する際には、説得力を持つ「論拠」を必情 報の整理のかを意識し、「主張」と「論拠」の関係を捉える。ず提示する。 個別の情報については、個々の情報から共通点を見いだして一つの概念にまとめるなど、情報と情報との関係性を整理して捉えることが重要だ。推論という。どこまでが前提でどこからが結論か、論理の展開を的確に見極めることが大切だ。演繹的な推論いく推論のこと。帰納的な推論を導く推論のこと。仮説形成の推論まく説明できるような結論(仮説)を導き出す推論のこと。論理的な文章を正しく読み取り、情報を整理するためのヒントをまとめました。レベルアップのために知っておきたい用語の解説も掲載しています。6論理を組み立てる▽次の文章における情報と情報との関係を確認してみよう。前提となる根拠や事実から、ある結論を導き出すことを、文章や会話に含まれる情報を正しく読み取ったり、情報を整理して適切に表現したりするためには、情報と情報との関係を的確に捉えることが必要だ。また、情報を批判的に読み解いたり、説得力のある形で意見を述べたりするために、推論の方法を身につけておこう。単元6「論理を組み立てる」149 情報の扱い方例例例                                30

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