(a)では,Taroは主語,a studentは主語の説明として名詞が使われていGrammar23Introduction1225名詞名詞❷節とは名詞(主語)名詞(説明語句)名詞(目的語)名詞(目的語)限定詞限定詞品詞I ate a green apple with Kelly. 私はケリーと青リンゴを食べました。句と節 ここでは,本書の文法解説で用いられる「品詞」について説明しましょう。品詞とは,単語や複数語からなるフレーズ(句)をその働きによってグループ別に分けたものです。単語の品詞を(辞書や文法説明で)見れば,そのおおよその使い方がわかります。❶名詞 (→p.435) 「名詞」とは,人・モノ・コトなどを表す表現のこと。Taro(タロウ), dog(犬), peace(平和)などが名詞となります。名詞は主に主語や目的語,説明語句として使われます。(a) Taro is a student. (b) I love peace. (c) I talked to Taro. ます。名詞はa studentやthe studentのように「限定詞」が加えられることもしばしばあります。また,単数・複数の区別,可算・不可算(数えられる・数えられない)の区別があります。(b)(c)はそれぞれ動詞の目的語,前置❶句とは❷限定詞 (→p.451) 「句」とは,複数の語の集まり(フレーズ)のことを指します。 「限定詞」は名詞の前に付け,その名詞が具体的にどのようなものを示しているのかを指定する単語です。(a) Mary is a pianist. 句は中心になる語に従って,呼び名が変わります。上の例文でのa green appleは「名詞句」,with Kellyは「前置詞句」のように呼ばれます。(b) Mary is the pianist. a(n)(母音の前ではanとなります)は,「(特定のものに決まらない)1つ」 「節」とは,文の一部として使われる「小さな文」のことを指します。主語・動詞を備えています。を表します。(a)の文は「他にも大勢いるピアニストのひとり」ということになります。一方theは「(特定の)1つに決まる」。(b)の文は,あるピアニス(a) Please give me a call when you arrive at the hotel. ホテルに着いたら,私にお電話ください。 節には,例文(a)のようにwhenなどで始まるwh節のほか,that節,whether節などがあります(→p.332)。 また,文の主骨格を作る「大きな文」を主節,その部品になる「小さな文」を従属節と呼ぶことがあります。p.25p.30特長2‐1 冒頭に基本的な項目のまとめを掲載。初学者により取り組みやすい導入になりました。一通りの品詞の学習が可能。都度見返せるように冒頭に配置しました。New詞の目的語です。句・節のシンプルな理解を踏まえて,各項目の学習を進めることができます。タロウは学生です。私は平和を愛します。私はタロウと話しました。メアリーはピアニストです。メアリーはそのピアニストです。
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