文法2授業では文法を丁寧に解説し,問題演習もたくさんさせているのに, 生徒がなかなか身につけてくれないのはなぜですか?解説の質や演習の量の問題ではありません。目的・場面・状況を設定した タスクの中で,特定の文法を使わせることが定着の鍵となります。2つを分けて考える文法にフォーカスした タスク(活動)をする!文法の解説・演習も 今まで通りする! この新しい指導観のベースとなっているのは,第二言語習得論の「フォーカス・オン・フォーム」というアプローチで,タスクを遂行する過程で文法の形式(フォーム)にも焦点を当てるというものです。その学習効果は30年以上に渡って,世界中の多くの論文で実証されてきました。 しかし,タスクの設計が難しくプリントの作成に手間がかかることもあり,日本では普及が遅れている現状があります。 FACTBOOKの教科書には,この実践に必要な要素が余すことなく盛り込まれており,手間をかけずにタスクベースの文法指導を実現していただくことができます。現場からの声※旧版の採択校です※上記の学校を含むさまざまな授業実践例を,教員専用サイト「森のコミュニティ」(無料・要登録)から閲覧できます。模試の成績の推移で見ると,文法・語法問題については,1年生の7月の成績が過去5年間で最低だった現2年生ですが,11月になるとさらに全国平均との差が,特に中上位層で目立ってしまいました。しかしこの教科書を信じてやり続けた結果,2年生の11月の成績は昨年,一昨年を超えて,過去5年で3番目に上がりました。中上位層の全国平均との差が埋まってきており,上位層は他の教科書を使用した前年度生よりも対全国平均でよい結果に(茨城・公立)なりました。受け持つ2年生は,入学時は英語が苦手な集団でした。しかし,1年生冬のGTECで成績を伸ばし,2年生7月に受けた駿台ベネッセ模試でも高偏差値帯の人数が増加し,英語力が大きく高まっていることが証明されました。入学時には「英語は入試科目だからやらないと仕方ない」「英語は嫌いだから言われないとやらない」とこぼしていた生徒たちでしたが,授業アンケートでは「授業が濃く,毎回自分が成長しているのを感じる」などと好評の声が多く聞かれました。(大阪・公立)活動文法解説・演習タスク (活動)旧来の指導観新しい指導観= FACTBOOKの指導観全国の高校で結果が出ています!言語習得の研究でわかった! 文法 QA
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